卒業生インタビュー

入学時から、気に入らないとすぐ顔に出てしまったり、時間や約束にルーズだったり、関わる方々に迷惑をかけてばかり。学業には身が入らず、生意気な生徒でした。
それでも先生方が親身になって指導してくださり、自分自身を見直すきっかけが無数にある3年間を過ごしました。卒業する頃にやっと、ほんの少し成長できた気がします。
そんな私も、硬式野球部での活動には本気で打ち込みました。
甲子園出場という目標を掲げて仲間と切磋琢磨し、人間性を高め合い、最後まで諦めず戦った日々は今でも最高の思い出です。

卒業後は教員免許を取得できる大学に進学し、高校時代に後悔した学業にも取り組み、高校教師になりました。
教師として生徒の成長に貢献することは、本当に有意義で楽しかったです。素晴らしいご縁もあり、指導者として高校時代に叶わなかった甲子園出場、プロ野球選手輩出など、滅多にない経験もさせてもらいました。
しかし、休日なしの激務により体調を崩したことで転職を決意。
今度は大人を輝かせる仕事をしたいと思い、ご縁をいただいた美容業界へ転身しました。
現在は、美容サロンとパーソナルジムを開業し、大人を美容と健康からサポートする事業をしています。

高校生活は、今考えると本当に一瞬です。
残ったのは真剣に取り組まなかった後悔と、必死に努力した経験と、かけがえのない仲間。
きっと皆さんも同じではないでしょうか。
私は幸い部活動に一生懸命打ち込むことができましたが、高校時代は何がしたいかわからず悩む人も多いです。
卒業してからもその苦しみは続くかもしれません。
それでも、皆さんのことを必ず仲間が見守っています。先生や家族も含めてです。
仲間をとことん大切にしてください。
能力があるかないかは関係なく、これまでどう生きてきたかも関係ありません。
「素直」「誠実」「貢献」を貫く生き方で、素晴らしい仲間と素晴らしい経験に囲まれた人生を手に入れてください。
陰ながら今後のご活躍を応援しています。